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井上芳雄 さん

井上芳雄 さん
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「ミュージカル界のプリンス」と称され、出待ちするファンの列は"プリンスロード"と呼ばれる人気俳優の井上芳雄さん。
王子様から一転、舞台『黒蜥蜴』でハードボイルドな役に臨む心境、舞台への「愛」について語ります。

 デビュー作『エリザベート』でルドルフ皇太子役を演じたことがきっかけで、「ミュージカル界のプリンス」と称されるように。
「実は学生時代のあだ名も「王子」でした(笑)。王子っぽい格好をしているわけでもないのに、バイト先でもいつの間にか"王子"と呼ばれていましたね。誰に対してもちょっと優しかったり、態度が丁寧だったりするということなのかな?」。落ち着いた話しぶりもプリンスと呼ばれるゆえんだろう。

 その井上さんを「しがみついてでもやりたい!」と言わしめた作品が、舞台『黒蜥蜴』だ。

「5年前、今作の演出家であるルヴォーの舞台に出演したときの印象が強烈で、まるで魔法にかかったようでした。もう一度その魔法にかかりたいと、来日するたびに会いに行き、『また一緒にやりたい』と言い続けてきたんです。ルヴォーからは『王子様役はもう十分だろう? ハードボイルドな明智小五郎に期待しているよ』と言われました。ハードボイルドがまだ分からないけど、喜んで挑戦したいですね。
役者として、毎回全力でエネルギーを出し切ることが、生の舞台だからこそお届けできるものの一つだと思うので、お客様がそこに何かを感じていただけたら幸せです」。

 毎日の習慣にしていることは、日記をつけること。
「今は5年日記の5年目ですが、今日あったことを綴(つづ)り、後から読み返すと『あのときは苦しかったけど、こういう意味があったんだ』と気づき、ポジティブな自分になるためにもおすすめですよ!」

文:みやじまなおみ 写真:広田成太(機関誌「済生」2017年12月) 
メイク:関野里美(fromhand)
ヘア:KURUSHIMA

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『黒蜥蜴』

『黒蜥蜴』

「美」に執着する女盗賊"黒蜥蜴"と、黒蜥蜴の好敵手であり、運命の恋人となる名探偵"明智小五郎"が繰り広げる耽美と闇の世界。怪奇小説を世に送り出した江戸川乱歩と日本を代表する作家・三島由紀夫、2人の天才が生み出した究極のエンターテインメントを、ロンドンやブロードウェイで活躍する世界的な英国人演出家デヴィッド・ルヴォーが演出する。美と相反する人間の不完全さ、エロティシズム、死をテーマに、不思議なあでやかさをもった舞台上で、完璧な美を追求する男女のもどかしい恋が描かれる。

●原作:江戸川乱歩
●脚本:三島由紀夫
●演出:デヴィッド・ルヴォー
●出演:中谷美紀、井上芳雄、相楽樹、朝海ひかる、たかお鷹、成河ほか
【東京公演】2018年1月9日(火)~28日(日) 日生劇場(東京・有楽町)
【大阪公演】2018年2月1日(木)~5日(月)梅田芸術劇場メインホール(大阪・茶屋町)

井上芳雄 さん

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