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2013年8月 6日

済生丸、広島県で府中みくまり病院と合同診療

瀬戸内海の離島住民の健康を支える国内唯一の巡回診療船「済生丸」(166トン)が8月2日、広島県呉市安浦町の塩谷地区でドック検診を実施しました。塩谷地区では今年2回目。当日の担当は済生会呉病院ですが、社会福祉法人広島厚生事業協会「府中みくまり病院」のスタッフも乗船し、「こころの健康相談」を行いました。

塩谷地区は島ではありませんが、陸からのアクセスが悪い医療過疎地。特に高齢の住民にとっては年2回、巡回してくる済生丸が貴重な診療の機会になっています。

この日、検診を受けたのは15人。8時30分、ほぼ定刻通りに到着した済生丸にさっそく乗り込み、慣れた足取りで待合室へ。そこでまず、府中みくまり病院(精神科、神経科、心療内科)の大森信忠先生の講話が行われました。今回のテーマは「高齢者の不眠」。大森先生のわかりやすい解説に、参加者は熱心に耳を傾けていました。同病院では、済生会の過疎地診療を支援する目的で2010年から済生丸の巡回診療に参加し、地域住民の精神保健を支えてきました。

約15分間の講話のあと、呉病院による検診(血圧・心電図測定、採尿・採血、腹部超音波検査、胸部・胃X線検査、医師の診察など)が始まりました。順番を待つ参加者一人ひとりに、府中みくまり病院・地域医療連携室の井川友美恵さん(精神保健福祉士)が「講話はどうでしたか」「最近眠れていますか」と声をかけていました。

住民の皆さんは検査を受けることがどこか楽しそうです。「検診のたびに、いつも健康でよかったと思います」(定年後毎回検診を受けている60代男性)、「ここに嫁に来てからずっと済生丸で検診を受けています」(近くの団地に住む70代女性)と、済生丸での検診が生活の一部になっている様子がうかがえます。


検診を終え、下船する住民

済生丸は昭和37年から50年以上にわたり、広島県のほか岡山、香川、愛媛の4県の島々を中心に巡回し、医療アクセスに恵まれない人たちの健康を守り続けています。

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