なでしこナースのストーリー

初めての海外支援

救急医療に興味があった私は、友人の紹介でJPR(日本国際救急救助技術支援会)という組織について知り、現在支援中であるカンボジアに行ってきました。

彼らに何を教えればよいのだろう……。
それ以前にお互い英語もできない状況でどうやって伝えればいいのか……。
カンボジアでの活動初日、行く前にそんな不安を抱いていた自分が恥ずかしくすら思えました。

彼らの救急救助技術を学びたいという姿勢、熱意は言葉の壁を超えるものでした。
言葉が通じなくても、彼らは私達の動きを見て、伝えたいことを感じ取り、
たった数日で自分たちの技術、知識として身につけられるようになっていました。

カンボジアでは、信号機の整備も進まず、ひとたび事故が起こると重症外傷が多く、
現場での高い救助技術が求められます。
彼らの“人を助けたい”という熱い思いとがむしゃらに学ぶ姿勢に、驚き、感動しました。
同じ救急救助に携わる医療者にとって、“人命救助に言葉の壁は無い”とあらためて感じたのでした。

なでしこナースのストーリー 一覧へもどる