1-全体編 法人活動編
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99インナーコミュニケーション拡充のためのIT活用▪なでしこネットワークの導入 なでしこネットワークシステムは、本会役職員の情報共有及びコミュニケーション促進のために開発された本会初のイントラネットシステムである。 平成23年度から導入に向けた検討を開始し、翌年には開発会社選定のため2回にわたってベンダーによる提案説明会を実施。開発ベンダーが株式会社アドヴァンスト・ソフト・エンジニアリングに決定した。平成25年5月にシステムが完成し、操作研修会や試行運用期間を経て、同年10月に稼働した。 主な機能として、支部施設一覧や役職員一覧、各種規程類が掲載された「データベース」、コミュニケーションツールとして「コラボレーション」「掲示板」、データ共有ツールとして「ライブラリ」「大容量ファイル転送」、その他アンケート機能等が利用されている。▪ソフトウエア資産管理体制の構築 平成23年12月にマイクロソフト社からソフトウエアのライセンス違反について指摘を受けたことを契機に、本会のソフトウエア資産の有効活用と法令遵守を目的として、平成25年5月にソフトウエア資産管理規程が制定された。 当規程に基づき、平成25年度から27年度の3年間で全支部・施設を対象とした本部監査が実施された。▪財務会計システム「福祉の森」の導入 平成27年度、社会福祉法人新会計基準への対応として、本会初の共同利用型システムである財務会計システム「福祉の森」が導入された。 システム導入にあたっては、平成23年11月開催の情報化推進委員会で、本会全施設が同一の会計システムを共同利用するとの提案があり、検討を開始。同委員会でシステム形態や仕様書、運用方法、ベンダー選定等の議論が行われ、25年3月、システム構築ベンダー選定の入札が行われ、株式会社日立システムズに決定した。26年6月にプログラムの開発と改造が完了し、運用テスト、操作研修が実施され、平成27年1月から本稼働となった。 平成29年には「改修検討に係るワーキンググループ」が開かれ、

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