1-全体編 法人活動編
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100今後の財務会計システムの在り方や改修項目について議論、令和2年にはシステム更新を行った。 今後も必要な機能の改修や追加を適宜行い、「福祉の森」を継続利用していく予定だ。▪システムレビュー実施 平成29年度から、社会福士法人の制度改革に伴い、本会に義務付けられた会計監査人による会計監査の一環として、システムレビュー(ITの対応に関する評価)が開始された。このため前年度から情報システム現況把握に係る調査や、実際のシステムレビューを模した現地訪問での指導・助言が行われた。 システムレビュー開始後は、全病院を対象として隔年で会計監査人による往査と、本部によるフォローアップ調査が行われ、複数回にわたって研修会も実施されている。▪共同購入の実施 IT投資のコスト削減策として、平成30年度から「セキュリティ対策ソフトウエア」、平成31年度=令和元年からは「パソコン」の共同購入を実施している。また、「介護システム」と「人事・給与システム」について法人推奨品を選定し、法人向け特別価格の提供を行っている。▪研修・会議用のZoom整備 平成26年に、情報共有の促進並びに移動時間・交通費等のコスト削減を目的とし、Web会議システムを導入した。令和2年には、新型コロナウイルス感染症の影響からWeb会議が急増し、小中規模の委員会や会議だけではなく、研修会等の大規模な会合にも対応するため、システムを更改し、「Zoom」を導入した。 コミュニケーションツールとしての効果だけではなく、Web開催により交通費・旅費の削減や移動時間の削減にも大きな効果をもたらしている。▪サイバーリスク保険導入 本会では、令和2年度より「サイバーリスク保険」に加入している。 平成17年に個人情報保護法が施行されたことに伴い、全支部・施設を包括した個人情報漏えい保険に加入してきたが、近年、国内外を問わず医療機関でのサイバー攻撃による被害が増加しており、ネット

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