1-全体編 法人活動編
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113▪全国済生会在宅サービス連絡協議会 平成14年7月に発足した。初代会長の山口・湯田総合医療福祉センターの藤井英夫総長の声かけで平成6年に開催された第1回訪問看護ステーション連絡会が基盤。施設・事業所が連携及び情報交換し、相互の協力体制を築くことを目的としている。現在の会長は、平成18年から佐賀・唐津医療福祉センターの園田孝志センター長。 ①訪問看護ステーション②地域包括・在宅介護③居宅介護支援事業所④訪問介護事業所⑤通所介護・通所リハビリの5部会を設置し、年1回、全国で総会を開催している。▪全国済生会看護部長会 全国済生会看護部長会では、本部看護室と協働した事業と福祉施設との連携事業を特に進めてきた。 本部看護室との連携事業では、業務・教育・管理者に関するマニュアルの作成・改訂を行って各施設に配布し、段階別マネジメント研修の仕組みをつくり、全国同一基準で管理者を育成できる研修制度を整えた。また、診療報酬の取得が可能になる研修の開催や研修を受けることで体制整備が望ましいとされる研修を確立することができた。 看護部長会独自の取り組みでは、福祉施設長会と連携しスキン-ティアや感染について対応できるよう研修を実施した。そのためのマニュアルのパンフレットを作成し、動画はDVD化したほかネットでも配信。いつでもだれでも理解し実践できる形を作り上げ、特にコロナ禍における感染拡大抑止に貢献した。▪全国済生会事務部長会 全国の済生会病院の事務長及び事務部長で構成し、主に経営面から各病院長をサポートしている。現在の会長は、福井県済生会福井県病院の斎藤哲哉事務部長。 事務部長会では、下部組織として、コストマネジメント部会、人事・人材開発部会、経営管理部会、医療政策・医事研究部会、情報システム部会、社会福祉事業推進協議会、防犯・防災連絡協議会、以上7部会を設置し、病院間の情報交換、研修会の開催を実施している。 このうち、コストマネジメント部会では、本部経営管理課と協働で本会の共同購入事業を担当し、費用削減の取り組みを進め、大きな成果を上げている。

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