1-全体編 法人活動編
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122看護職研修 本会職員の中でも看護職は多数を占め、その職責の重さを全うするため毎年各種研修を開催している。 本部研修は平成22年から看護管理者に特化し、「看護部長・副学校長」「副看護部長」「師長(看護師長)」「新任師長(新任看護師長)」「新人看護職員教育責任者」「訪問看護ステーション管理者」の6コースで行っていた。平成23年から本部研修を受講した管理者全員が同じテーマを共有することで、施設での浸透を容易にすることができると考え、年間のメインテーマを決めて開催した。 平成25年には看護部長会との協働で、副看護部長の管理能力を強化する目的で「副看護部長研修」とそのフォローアップ研修として年2回開催した。令和元年には、研修後の実践結果から現場で副看護部長としての管理能力を高める状況がつくり出せてきていると評価できたことから、当面の間「副看護部長研修」のみとし、その後のフォローアップ研修は行わないことになった。済生会の看護の質を保証するために、管理職位に応じた管理力を高める目的は段階的に達成できている。 平成26年から、「平成24年済生会の看護職員の定着に影響を及ぼす要因の調査研究」の結果を受けて、中堅看護師の活性化、帰属意識の醸成、次世代看護管理者の育成を図るために、看護部長会と協働で中堅看護師研修を企画した。平成27年から“現場でリーダーシップを取れる中堅看護師”を対象とした研修を3地区で開催した。本部研修を「アドバンス・マネジメント研修Ⅰ」、3地区会場にて開催する研修を「アドバンス・マネジメント研修Ⅱ」と段階的に研修を組み立てて開催した。そして、平成29年からは次世代看護管理者の育成を段階的・系統的に行うために、「アドバンス・マネジメント研修Ⅰ」~「アドバンス・マネジメント研修Ⅳ」までの4段階とした。施設内で実施する中堅看護師研修を「アドバンス・マネジメント研修Ⅰ」、指標を追加するなど内容を拡充するとともに、毎年公表を続けている。 公表した指標を分析して質改善の取り組みを進めるために、平成23年度から毎年、質指標やDPCデータ・レセプトデータの活用を通じた質改善手法の取得を目的とした研修会を開催している。

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