1-全体編 法人活動編
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130拡大の影響で研修は中止となった。②看護補助者の活用と支援についての看護管理者研修 平成28年度診療報酬改定で急性期看護補助体制加算・看護補助加算の施設基準の要件「看護職員と看護補助者業務分担を推進するために、所定の研修(5時間以上)を修了した看護師長等が配置されていることが望ましい」にかなった研修を2回開催した。この研修は看護部長会と本部看護室協働のワーキンググループで企画し開催した。令和2年は、COVID-19の感染拡大の影響で研修は中止となった。しかし、令和3年に入ってもCOVID-19の感染拡大は収まらず、一部地域での看護協会等主催の本研修の中止が相次ぎ受講できない管理者がおり、看護部長会から本部開催の要望があり急きょオンライン研修で開催した。令和3年までに502人の研修修了者を輩出した。第7節 寄付の拡充高松宮記念基金の寄付、助成の実績と改革 高松宮記念基金は第3代総裁・故高松宮宣仁親王のご遺志を体しご遺贈金をもとに創設され、役職員等の内部会員をはじめ企業・団体・篤志家等の外部会員の協力を得ながら目標額100億円に向け、法人を挙げて基金造成に取り組んでいる。令和3年3月末現在、基金残高は利息収入を含め約71億2000万円となっているが、外部法人会員の寄付額が目標より大幅に下回っているため一層の努力が必要となっている。 本基金は、資金の運用益の一部を原資として行政等では行き届かない「きめ細かな気配り・目配り」の助成をモットーに、貸付と補助の2事業を行っている。 助成は平成5年度に始まり、10年度から基金及び運用益を積み増す方向で制度を改正し「無利子貸付方式」を導入。貸付は要介護老人対策・緩和ケア療養環境改善・国際協力・マンパワー育成・確保の4事業、補助は社会的要援護者対策・医師国外研修・児童福祉施設等生活環境改善の3事業を実施してきた。平成24年度、貸付のうち要介護老人対策・国際協力・マンパワー育成・確保の3事業について上限を100万円とする補助に切り替えて補助事業の拡充を図った。25

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