1-全体編 法人活動編
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13者支援に当たる姿を目の当たりにしたことは、鮮明な記憶として残っております。 さて、この2年、私たちはSARS-CoV-2という今まで知られていなかったウイルスにより世界規模の脅威にさらされてきました。私は、このウイルスによるCOVID-19の感染者を、これまで機会があるごとに受け入れている複数の病院から、オンラインで説明を受けてきましたが、各施設の職員が常に感染の危険にありながらも一丸となり、一人でも多くの生いのちを救すくうという使命感を持ち、献身的に医療に従事していることに深い感銘を覚えました。 現在、この感染症の拡大により、仕事を失い、孤独や孤立に陥り、生活に困窮する人々が増えています。本会はそのような人々を支えるため、生活困窮者支援事業「なでしこプラン」をさらに推進するとともに、新たにソーシャルインクルージョンの理念に基づいた、誰一人取り残さない「まちづくり」に取り組んでいます。この活動が今後もより一層大きな役割を果たしていくことを期待いたします。 終わりに、本日表彰を受けられる方々をはじめ、これまで済生会の活動を支えてこられた多くの方々に感謝の意を表するとともに、本会の活動が人々の健康と幸福により一層大きな役割を果たしていくことを願い、記念式典に寄せる言葉といたします。

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