1-全体編 法人活動編
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20グルなどの医療資材が不足し、また限られた人数で日々患者と向き合っている皆さんの身体的そしてメンタル的な疲弊を心配しております。また、誠心誠意治療や看護にあたっている多くの職員が、地域で心ない偏見に遭っていることを聞き、深い憂慮の念を抱いています。COVID-19は長期にわたって続くものと推察いたします。この感染症と日々向き合っておられる皆さんには、くれぐれも自らの感染防止や心身の健康に留意しながら、誇りをもってこの大きな困難を乗り越えていかれることを願っております。そして、皆さんを始め、日本の各地で医療に従事されている方々の多大なご尽力にたいし深く感謝いたします。手づくりガウン御下賜  新型コロナウイルス感染症と闘う病院で医療用ガウンが不足していることをお知りになり、秋篠宮皇嗣殿下ご一家と宮内庁の職員が手づくりされたガウンを病院に賜った。市販のポリ袋を加工されたもので、5月15日には中央病院に100着、同22日には済生会本部事務局に200着、さらに同29日に済生会本部に200着が届けられた。それぞれの箱の中には、「心から感謝申し上げます」「感染するリスクがある中闘ってくださり感謝しかありません」等、宮様方と宮家職員の手書きのメッセージが添えられていた。皇室との関係 皇后陛下からお誕生日に手ぬぐい 皇后陛下・美智子さまは、平成の御代になってから毎年、10月20日のお誕生日に本会施設の高齢者に手ぬぐいを御下賜されていた。この思おぼし召めしは令和の御代になって皇后陛下・雅子さまが引き継がれ、毎年、お誕生日の12月9日に手ぬぐいを御下賜されている。 御下賜品は毎年、意匠の異なる日本手ぬぐいで、600本をいただき、済生会の老人福祉施設に入居中の高齢の方々にお配りしている。

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