1-全体編 法人活動編
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44第二次なでしこプラン 平成25年度以降は、済生会の中期事業計画(平成25~29年度)と整合性を図り、29年度までの5カ年計画の「第二次なでしこプラン」を策定して事業を実施した。最終の29年度に年間支援延べ人数が15万人を超えることを目標としていたが、途中の27年度に達成し、29年度には16万人を超える支援実績を上げることができた。各年度の実績は次のとおり。(人数は支援延べ数) 平成25年度:38支部と本部で計309事業132,744人▽26年度:同計310事業144,300人▽27年度:同計324事業153,443人▽28年度:同計348事業156,285人▽29年度:同計372事業160,064人第三次なでしこプラン 平成30年度以降は、第2期中期事業計画(平成30~令和4年度)の下、令和4年度までの5カ年計画の「第三次なでしこプラン」として策定して事業を推進した。従来、取り組みが進まなかった社会的弱者への就労・社会参加等の支援活動にも積極的に取り組んだ。 主なものは、刑務所出所者や障害者、経済的困窮者を雇用する就労支援や、障害者の社会参加支援、困窮世帯の子どもへの食事と学習支援。また、地域の独居高齢者の居場所づくり、外出困難な高齢世帯等の買い物支援等にも着手した。 山形・特養ながまち荘は、法務省の保護観察所や出所者等の就労を支援するコレワークと連携を図り、保護観察所に登録して協力雇用主となって社会復帰を支援している。 埼玉・特養彩光苑は、生活保護世帯やひとり親世帯の子どもに対する学習支援を学生ボランティアの協力を得て実施し、食事の提供も行っている。 新潟・特養長和園は、困窮世帯への食事提供や仲間作りの場を、地元企業の協力も得ながら地域のボランティアと施設職員で運営。また、同じ会場を利用して単身高齢者等を対象に交流サロンを開催し、仲間づくりや話し相手による孤独・孤立の解消を図っている。 鳥取・老健はまかぜも「こども食堂」を実施。ボランティアの協力で子どもたちに調理や配膳の手伝いをしてもらってコミュニケーショ

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