1-全体編 法人活動編
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62球状型船首、バウスラスター装備、2基2軸船船形鋼製及びアルミ合金製(上甲板以上)材質全長33m垂線間長28m型幅7m型深3.3m満載喫水2m総トン数180トン主機発電機関ヤンマーディーゼル 157PS×2基発電機ヤンマーディーゼル機関 500PS×2基、2軸130KVA×AC225V×60HZ×2基 40KVA×225V×60HZ×1基航海速力12.3ノット定員船員5、診療班12、その他12構造、性能診療活動 瀬戸内海には700余りの島が点在し、岡山、広島、香川、愛媛県の有人島は84島。そのうち医療機関のある島は39島のみで、済生丸は60の島々を巡回して診療・検診に当たっている。 年度開始前に、関係市町や島民の要望も踏まえた年間計画を立て、約10日間のサイクルで各県を回航し、関係4県にある七つの済生会病院のスタッフが持ち回りで乗り込み活動している。乗り込むスタッフは、その内容によって医師、薬剤師、保健師、看護師、放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、管理栄養士、MSW、事務職員と多職種にわたり4~12人程度、年間延べ約7,000人の診療・検診を行っている。船には船長以下5人が運航、管理に当たっている。各年度の運航実績は表のとおり。 受診延べ人員は、平成2(1990)年度の14,211人をピークに年々減少。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大で緊急事態宣言が発出され、解除されるまでの間、行政等からの要請で巡回診療が相次いで中止となった。また、台風などにより中止したこともあり、受診延べ人員は大幅に減少した。

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