1-全体編 法人活動編
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79アウトに変更し、本会が実施している多様な事業の情報や各施設の日々の出来事などを地域住民の側に立った視点で盛り込んでいる。配布先は、まだ本会施設・職員が多いものの、将来は紙のオウンドメディア(自社媒体)として外部向け機能の充実を図っていく。 さらに、新しい紙媒体として平成26年からシリーズ「済生会の力」の刊行を開始した。1冊ごとにテーマを変えて、職員には自分たちの力を再認識してもらい、外部には済生会の持つさまざまな「事業力」を知ってもらうのが狙いで、令和2年度末現在、断続的に第15集まで発刊している。HPへのアクセス数の飛躍的増大 法人ホームページ(HP)は平成24(2012)年に大幅リニューアルした。それまで法人組織の紹介が中心だったコンテンツに、新たに本会医師が解説する「疾病別病気解説」や管理栄養士が紹介する「おすすめレシピ」などを開設。一般市民やマスメディア、学校関係者等に好評となり、平成29年10月に月間アクセス数が10万件を突破すると、平成30年10月には100万件、令和2(2020)年3月には最高の360万件、440万ページビューとなった。同年11月はコロナ禍の影響もあり148万件まで落ち込んだが、その後は250万~330万/月で推移している。 新型コロナウイルス感染症が拡大した令和2年11月、済生会の横断的研究組織「済生会広報実務研究会」の松岡志穂会長(京都府病院)と佐藤弘恵氏(東京・中央病院)が、炭谷茂理事長に本会の対応方針を尋ねるインタビューを動画で収録、法人ホームページで公開した。令和3年6月には「いまいみさの魔法のおりがみ」を、同年7月「寄付・遺贈ページ」を開設した。令和4(2022)年4月に全国済生会病院薬剤師会の協力の下、「薬のキホン」を法人ホームページとリンクしている共同治験のサイトに立ち上げた。 「疾病別病気解説」など市民に役立つ情報は、整合性の確認や執筆者の所属や氏名などを明らかにするなど、信頼性、透明性、正確性を担保してコンテンツを制作することがアクセス数の飛躍的増大につながったと考えられる。

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