2-支部-施設編
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病院移転とこれからの展望歩みと現況〒349-1105久喜市小右衛門714番地6施設長/木村美喜職員数/10(看護師7、PT2、事務職1)設置年月日/平成25(2013)年4月1日埼玉県105号の感染者受け入れに始まり、国や県の要請に応じ感染者の積極的な受け入れを行ってきた。 コロナ病床の設置は、令和2(2020)年3月に東館4階を使用しての4床であったが、その後25床へと増床し、翌年3月には敷地内に70床のコロナウイルス感染症患者の専用病棟を建設した。その後、重症化に対応するためECMOの導入を決定、対応するスタッフの研修を実施し超重症患者にも十分に対応できる体制を確立した。 また、重症化予防策の一つであるロナプリーブ療法に関しては、県の要請に応じて委託契約を締結しホテル療養者への治療を開始した。また、幸手保健所管内の医療機関から感染初期の患者情報を提供してもらい、当該患者を当院に入院させて治療を行う二つの方法で対応している。 済生会栗橋病院は、令和4(2022)年6月に現在の久喜市から10キロほど離れた加須市へ移転し「済生会加須病院」として新たな歩みを開始する。 新病院では、栗橋病院が提供してきた医療を継承するだけでなく、さまざまな分野で機能向上を目指し、利根保健医療圏及び県央保健医療圏における拠点病院として、地域の皆様に高度医療を提供する予定である。救急医療の分野では、救命救急センターを開設し三次救急への取り組みを通して県東北部の救急医療に貢献するとともに、院内に設置される県内初の常駐型救急ワークステーションと連携し、病院前救護体制の充実を図ることとしている。また、心臓血管外科の創設や低侵襲手術ロボット「ダビンチ」を導入し、身体に優しい高度な医療を提供する計画である。くりはし訪問看護ステーション 当ステーションは、地域の在宅看護を充実させるため平成25

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