2-支部-施設編
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当院の歩み〒108-0073港区三田1丁目4番17号施設長/小寺政明 職員数/65定員/35設置年月日/大正13(1924)年1月20日114皆の努力が結実した。 新乳児院棟が令和2(2020)年9月に竣工し、平成17(2005)年に北棟が竣工して以来続いた敷地内の建築計画はすべて完了した。 令和2(2020)年4月から第10代高木誠院長から第11代海老原全院長に引き継がれ、同年度から東京都済生会中央病院ビジョン2024という5カ年計画が策定され、「新しい100年に向かって 日本一の病院力をめざして」という大きな目標を掲げ、病院機能全体の底上げに取り組んでいる。中央病院附属乳児院 乳児院入所は、育児放棄(ネグレクト)、虐待(身体的・精神的)等の理由が増えている中で、家庭復帰または里親委託の推進が求められ、専従の専門相談員を配置した。また、令和元(2019)年9月からは、医療的ケアの充実を図るため、看護師に加え、専従の理学療法士を配置した。 昭和45(1970)年10月建築の乳児院棟の老朽化と国の推進する小規模ケアによる家庭的養育の充実と質の向上を目的に新棟建築を平成23(2011)年から計画に着手し、平成31(2019)年2月着工、令和2(2020)年9月に地上5階建ての新乳児院棟が竣工、移転した。地域子育て支援として、令和3(2021)年4月から乳幼児ショートステイ事業を開始した。 令和2(2020)年4月には入所児及び職員に新型コロナウイルス感染者が発生したが、中央病院職員の援助により子どもたちの養育を継続することができた。

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