2-支部-施設編
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支部の歩み120神奈川県済生会〒221-0822横浜市神奈川区西神奈川1丁目13番地10 神奈川県済生会は、貧困病者の施療施設である社団法人横浜婦人慈善会に済生業務を委託したことに始まる。大正2(1913)年9月に前記団体から土地・建物・機械器具等の寄付を受け、全国済生会の第1号病院となる神奈川県病院を開設した。その後いくつかの診療所を開設しつつ、大正12(1923)年9月の関東大震災では救療施設として被災者支援にあたった。 昭和に入り、戦前は川崎病院・鶴見診療所・平塚診療所(その後平塚病院に改称)・横須賀診療所などを開設したが、残念ながら戦災によりその多くを失う。戦後、神奈川県病院の新築移転や若草病院開設など復興に努め、併せて全国初の公設民営方式による障害者就労支援事業の受託、横浜市内5番目となる特別養護老人ホームの開設、保育所の設置認可取得など、福祉の充実も図った。 昭和58(1983)年6月には横浜市地域中核病院第1号として横浜市南部病院を、平成19(2007)年3月に同じ地域中核病院として横浜市東部病院を開院した。他にも在宅ケアの強化に努めるべく平成8(1996)年10月の若草地区を皮切りに県下へ4カ所の訪問看護ステーションを開設した。また地域の福祉や保健を支えるため平成6(1994)年11月の港南台地域をはじめ、市内4カ所で横浜市から地域ケアプラザ福祉事業を、平塚市でも平成12(2000)年4月にデイサービス事業を受託した。平成25(2013)年9月に神奈川県病院が創立100周年を迎え、平成28(2016)年10月に平塚市の地域包括支援事業を受託、平成29(2017)年7月に平塚病院を湘南平塚病院へ改称し現在地に新築移転、譲り受けた横浜逓信病院を平成30(2018)年2月に東神奈川リハビリテーション病院として開設、令和2(2020)年7月に若草ホームを「わかくさ」へ改称し現在地に新築移転させるなどをした。 現在は6病院と15福祉施設を擁し、医療や福祉・保育、保健を通じて県下の社会福祉増進に取り組むべく日夜活動している。神 奈 川 県

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