2-支部-施設編
133/434

過去10年間で尽力した主要点周辺環境将来を見据えた病棟転換訪問診療地域との関係強化神奈川県131した。平成28(2016)年1月に一般病床165床のうち、特殊疾患病床を44床から43床へ変更し、回復期リハビリテーション病床を31床から38床へ変更した。平成29(2017)年7月に特殊疾患病床(43床)を一般病床へ変更し、同年8月に療養病床(34床)を廃止の上、一般病床を経て地域包括ケア病床になった。また同年12月に許可病床が177床(一般病床87床、地域包括ケア病床44床、回復期リハビリテーション病床46床)となった。平成30(2018)年1月に一般病床を87床から43床へ変更し、また地域包括ケア病床を44床から88床へ変更した。令和3(2021)年10月に一般病床を地域包括ケア病床へ変更し、地域包括ケア病床を88床から131床へ変更した。◦在宅復帰支援に重点を置いた病床転換◦訪問診療の強化◦地域から必要とされる病院づくり(介護事業所との連携強化) 近隣に高度急性期病院が2病院あり、急性期治療を経過した患者の受け入れを行っている。また、横浜市の中でも高齢化率が高い地域であるため、在宅療養を行っている患者等の受け入れを積極的に行う必要がある。 今後需要増が予想される在宅復帰支援のニーズに応えるため、平成29(2017)年に特殊疾患病棟と療養病棟を地域包括ケア病棟に転換(従来の44床から88床へ倍増)した。また、回復期リハビリテーション病棟も増床し、病棟の一部をリハビリテーションスペースへ改築した。こうして若草病院は、従来の「急性期から療養まで」というスタイルから、在宅復帰支援に重点を置いた構成へ大きくかじを切った。 以前より当院は訪問診療を行っており、ここ1年の実績では、1カ月約140件前後訪問している。また、近隣の訪問診療医師の呼びかけに応じて「かなざわ在宅ネット」に加わっており、在宅療養支援病院としての役割を担っている。こうして、若草病院は金沢区で在宅療養している患者のバックベッドとして地域のニーズに応えるべく努力をしている。 実情に即した連携づくりに取り組んでいる。連携の主眼は患者(利用者)を中心とすることとし、当院でリハビリテーションを受けて自宅退院した患者の情報共有をできることが望ましいと考えた。そこで、

元のページ  ../index.html#133

このブックを見る