2-支部-施設編
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沿革移転と運営状況〒236-0021横浜市金沢区泥亀2丁目12番1号施設長/清水雅 職員数/104 定員/入所120(うち短期10)設置年月日/昭和55(1980)年4月1日132当院の近隣に新設された小規模多機能型施設を持つ介護保険事業所と定期的な意見交換を開始した。具体的には、リハビリテーションを受けて退院した患者の自宅での様子を共有し、場合によっては動画で本人の生活場面を見て、当院のリハビリテーション職員が助言をすることもある。 この連携のメリットとして、当院側からは病院でのリハビリテーション効果の再評価や、職員のモチベーション維持・向上につながる点がある。介護事業所側からは、退院後も当院の専門職の助言や情報交換により、より根拠を持った介護ができるという意見をもらっている。今後も地域のニーズに応じていけるよう、努めていきたい。特別養護老人ホームわかくさ 旧若草ホームは昭和55(1980)年、横浜市金沢区平潟町に開所し、地域住民や行政及び近隣の介護事業者の期待に応えるべく、38年間事業を行ってきた。地域の方からは、「わかくささん」と親しみを込めて呼んでいただき、地域に根付いていた。しかしながら、この間、建物・設備の老朽化と狭隘化が著しくなり、平成28(2016)年頃から移転計画を考えていたが、施設を移転させることは、利用者を不安にさせる、家族に不便をかける、また、介護を担う職員の雇用を守るなどにどのように対応すべきか大きな課題となった。 横浜市金沢区は、特別養護老人ホームの建設に適した土地が少ない地域である。そのような中、同区泥でい亀きにある国有地が特別養護老人ホームの建設用地として50年の定期借地で貸し出されることとなり、横浜市はこの土地を活用して新たな特別養護老人ホームを整備運営する法人の募集を行った。建設予定地は若草ホームから650mの近距離だった。利用者の方も親しみがある町であり、家族の面会にも負担をかける心配もなく、更に若草ホームで働く職員もそのまま働き続ける

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