2-支部-施設編
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これからの10年沿革運営状況〒254-0046平塚市立野町37番1号施設長/野﨑宏幸 職員数/58定員/入所54、通所47設置年月日/平成2(1990)年6月1日138訪問看護ステーション(居宅介護支援事業併設)を院内に移転して、入院・外来医療と在宅医療の連携強化を図っている。 旧平塚病院建物内で運営を続ける介護老人保健施設湘南苑は、建物の老朽化が激しいことから当院敷地内への移転が決定した。この移転計画は単に建物を新しくするだけではなく、施設の集約と平塚医療福祉センターの機能発展を目指すものである。介護老人保健施設湘南苑 湘南苑は平成2(1990)年6月、平塚病院(現湘南平塚病院)と建物を同一とする併設型老人保健施設として開設された。介護老人保健施設としての歴史は古く、神奈川県において4番目の施設として誕生し、令和2(2020)年6月で開設30周年を迎えた。施設規模としては入所54床の小規模施設で、開設以来、リハビリテーションをはじめとした在宅復帰と療養支援を積極的に行い、併設する平塚病院や訪問看護ステーションとのメリットを生かし、地域に密着した医療と福祉を一体的に提供してきた施設である。 平成29(2017)年7月、併設の平塚病院が建物の老朽化を理由に同市内宮松町に新築移転したが、同一建物内で運営してきた当苑は、諸事情により同時移転を断念し、単独型施設として旧建物内で運営を継続することになった。現在も老朽化が著しい建物内(本館:昭和57<1982>年建設で築39年経過)で単独運営をしていることから、危惧すべき多くの諸問題が生じている。特に小規模でありながら単独施設になったことによる非効率な運営は経営を大きく圧迫している。 同月、地域の要望と収益改善を目的として短時間通所リハビリテーション事業(定員15人)と訪問リハビリテーション事業(定員約8人程度)を新規に開設したが、令和2(2020)年3月、職員の人員確保が困難な状況となり、短時間通所リハビリテーションは廃止と

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