本校の歩み〒422-8527静岡市駿河区小鹿1丁目1番24号 施設長／石山純三 職員数／16 定員／120設置年月日／昭和38（1963）年4月1日静岡県147トリーダーを中心に個別ケアの充実に尽力していたさなか、平成27（2015）年度介護報酬改定で、開設間もない当苑は大きな影響を受け、運営の大きな転換を迫られた。結果として、支部各施設からの厚い支援と事業の一部縮小、職員削減という形で乗り切った。 利用者様やそのご家族からは、静岡済生会総合病院と連携した医療に強く、個別対応の丁寧な施設として評価をいただいている。開設して10年がたとうとしている。入所基準が要介護3以上となったこともあり、入所者様の重度化は進んでいる。平均要介護度は当初は3.15だったが、現在では4.20となっている。入浴支援でも、個浴が可能な方が40人以上いたが、現在は13人。入浴設備の更新も課題の一つとなっている。 地域に向けては、3年目に介護教室を開催し、地域の皆さまに身近な存在になれるように取り組みを始め、その後、町内夏祭りへの出店やコミュニティーカフェの開催へと幅を広げてきた。そのさなかでのコロナ禍。現在は地域の方と連絡を取り合いながら、カフェの再開に向けて準備をしている。 今後も地域に根差した済生会の一施設として、利用者様の気持ちに寄り添い、感謝される施設づくりに励んでいく。静岡済生会看護専門学校 この10年に、約380人の看護師を養成した。卒業生は多くの医療機関で活躍している。人口や疾病構造の変化、療養の場の多様化等を踏まえ、対象の多様性・複雑性に対応した看護を創造できる人材育成に努めてきた。ボランティア活動への参加、多職種連携教育の導入や1年次からの済生会福祉施設への実習など、主体性と広い視野で現象を捉える力の向上を図っている。安心した学生生活が送れるよう、高等教育無償化支援制度も初年度より導入した。昨年の新型コロナによ
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