2-支部-施設編
151/434

当施設の歩み〒422-8006静岡市駿河区曲金5丁目3番30号施設長/須藤正起 職員数/1 定員/10設置年月日/昭和61(1986)年4月1日静岡県14970人から60人への定員変更を行った。これは施設利用者の高齢化、重度化を見越して利用者1人当たりの職員数を増やし、介護を手厚くするための変更であった。 実際にこの10年間で施設の利用者の高齢化が進み、平均年齢約57歳から約62歳となった。また同時に重度化が進み、支援区分の平均値は年々増加した。 逆に施設の職員は新卒採用の職員が毎年入職し、経験を重ねた職員は施設異動によって減っていき平均年齢は若返り、現在は若い力とベテランが協力して運営している。静岡医療福祉センターライトホーム 昭和61(1986)年4月より盲人ホームとして事業を開始した。視覚障害者が三療(あん摩マッサージ指圧・はり・灸きゅう)の資格取得後、施療に必要な技術指導を行い、職業的自立推進を目的としている。 10年間の出来事といえば平成27(2015)年に秋篠宮同妃両殿下が訪問され研修生の様子をご覧いただいたことが大きなことである。 施設を取り巻く環境は大きく変化している。視覚障害者は長年三療を職業としてきた。近年は晴眼者でこの職業に就く方や整体などの無資格者の開業などがあり競争が激しくなっている。それに加えてここ数年は利用者の減少、市からの補助金減額など施設の運営は厳しくなっている。

元のページ  ../index.html#151

このブックを見る