2-支部-施設編
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沿革この10年今後の展望〒951-8006新潟市中央区附船町1丁目4378番地施設長/遠藤均 職員数/64 定員/100設置年月日/昭和47(1972)年5月1日160特別養護老人ホーム康和園 前身の新潟特別養護老人ホームは、昭和47(1972)年5月1日、県内3番目の特別養護老人ホーム(定員50)として、済生会新潟病院の前身である済生会新潟総合病院東棟の1・2階部分に併設され開設された。  開設後、地域住民の強い要望により、昭和59(1984)年4月1日に定員を100床に増床し現在地に移転、併せて名称を特別養護老人ホーム康和園に改め事業開始となり、令和4(2022)年5月には50周年を迎える。 平成6(1994)年10月1日からは、新潟市が建設したデイサービスセンター早川町並びに在宅介護支援センター早川町の事業委託運営を開始。平成12(2000)年9月には、介護保険制度発足に合わせ、居宅介護支援事業所早川町の指定通知を受けるが、平成20(2008)年3月の制度改定等により、居宅介護支援事業は継続し、在宅介護支援センター早川町は事業廃止となった。 康和園がある地域は旧市街地のため、開設時よりすでに少子高齢化と人口減少が課題となる地域である。これに加え、核家族化のさらなる進展により、生活困窮等生活上の多岐にわたる問題を抱える1人暮らし高齢者は増加している。また、介護サービスにおいては入所系のサービスが求められ、特に多床室の特養に対しては、利用料が安価で社会福祉法人減免の利用を希望する対象者が増加している。 一方、在宅サービスにおいて新潟市は「公設民営のデイサービス事業の役目は終わった」と定義し、デイサービスセンター早川町は、令和3(2021)年度末に事業を終了することとなった。 今後も、人口減少、少子化、高齢化は続き、高齢者の独居や低所得などによる生活困窮が問題となろう。このため、在宅においては、要介護高齢者のみならず、地域包括ケア等に基づく孤立等への生活支援

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