2-支部-施設編
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176革と成長の10年であったといえる。 10年の主な変遷を振り返ると、まず、病院の機能変遷の面では、平成23(2011)年2月に富山県周産期母子医療センター連携病院の指定を受けている。また、国の地域医療構想の推進、病床機能の分化・連携の方針にいち早く対応し、同年10月には、急性期病床の一部(52床)を地域包括ケア病棟へ転換するとともに、平成27(2015)年12月には、平成20(2008)年以来休床していた7階病棟を復床し、翌平成28(2016)年5月に同病床を、回復期リハビリテーション病棟(当初30床、現在45床運用)に転換した。また、平成30(2018)年5月には、地域の医療・福祉関係機関との連携を強化し、当院の地域の中核的立場を確立するため、地域医療支援病院の知事承認を獲得した。 診療科等については、高齢化の進展等に対応するため、平成31(2019)年4月に、精神科(リエゾン)、令和2(2020)年7月に脳神経内科を新設したほか、今後急増が予想される心臓疾患治療を行うため、心臓専門医を増員し同年2月にアブレーション等を行う循環器病センターを開設した。 施設の新設整備、新規事業の開始については、令和元(2019)年5月に、未利用となっていた旧高岡市医師会看護専門学校の建物を借り受け、改修し、「済生会高岡福祉・保育総合センター」を開設、新規事業として、同施設内に、「訪問看護ステーション(平成30<2018>年4月に病院内で開設)」、「訪問リハビリテーション事業所(平成31<2019>年4月病院内に開設)」を移転するとともに、職員の福利厚生・就業環境の向上を主目的として地域開放型事業所内保育である「済生会高岡なでしこ保育園」を開設、地域の仕事と子育ての両立支援にも貢献するため、病児保育事業、一時預かり事業を併せて開始したところである。 また、令和3(2021)年度においては、1階に施設内薬局、コンビニエンスストアが入居し、2階に図書館と大会議室等を有する多目的棟(仮称)の建設を予定しており、令和4(2022)年2月の共用開始を目指している。 このほか、福祉事業や地域貢献活動を積極的かつ円滑に推進するため、平成30(2018)年10月に高岡市と「包括連携協定」を、令和

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