2-支部-施設編
191/434

当施設の歩み〒918-8503福井市和田中町舟橋7番地1済生会病院内施設長/松岡伸郎 職員数/6設置年月日/平成23(2011)年4月1日福井県189家庭養育に向けた支援は複雑になっている。更に子どもの発達の遅延なども重なりますます個々に応じた関わりの困難さが年々課題となっている。そのため病院へ心理士の出向を依頼し、令和2(2020)年9月から公認心理師の配置が決まり、精神疾患の理解を深め、今まで以上に保護者や子どもたちにきめ細かな支援ができるように職員一同努めている。 また、専門職の人員配置や児童相談所とのケース会議の定例化など、連携の強化を図ってきた。今後、高機能化・多機能化と乳児院の専門的な役割をさらに充実させていきたい。 子育て短期支援事業は、週末利用が定着しており、一人親や精神疾患の保護者のレスパイトなどが目立ち支援が必要な家庭の増加がうかがえる。福井県地域生活定着支援センター 平成23(2011)年4月に福井県の委託を受け、福井県地域生活定着支援センターを開設した。福井県済生会病院東館1階に事務所を構え、専任の社会福祉士を含む6人の職員で業務を行っている。人口の高齢化に伴い、受刑者の高齢者率も年々高くなっており、深刻な問題となっている。その影響もあり、支援者数は増加の傾向にある。高齢者の万引きの背景には生活困窮や孤立があり、認知症が影響している場合もある。矯正施設出所者への福祉的支援については、10年前に比べ、福祉機関のみならず、司法機関においても理解が深まってきている。近年の大きな変化として、矯正施設出所者への支援業務に加え、矯正施設入所前(被疑者・被告人段階等)の者への支援業務が令和3(2021)年度より開始となった。

元のページ  ../index.html#191

このブックを見る