2-支部-施設編
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当施設の歩み今後の方針190福井あずま包括支援センター〒918-8503福井市和田中町舟橋7番地1済生会病院内施設長/前田良弘 職員数/5(主任介護支援専門員2・看護師1・社会福祉士2)設置年月日/平成28(2016)年4月1日 当センターは平成28(2016)年4月より福井市の事業委託を受け、和田・円山地区を担当エリアに事業活動を展開している。超高齢社会が進展する中、高齢者が住み慣れた地域において、家庭内や地域で役割を担い尊厳のあるその人にふさわしい生活を継続していけるよう支援を行っている。 まず、総合相談・支援業務では高齢者や家族、近隣住民からの相談を受け、関係機関のネットワークを生かし、相談内容に適したサービスを行っている。地域住民(65歳以上)の実態把握を行い、地域の実態を把握するとともに地域のニーズや課題を発掘している。 次に権利擁護業務では、金銭管理や契約に関することへの不安や、頼れる家族がいない人へ、成年後見制度の利用支援を行い、虐待では状況を確認し、必要時は行政と連携し対応している。また、生活困窮者が経済的な理由によって必要な医療を受ける機会が制限されることのないよう、無料低額診療事業を積極的に活用している。 包括的・継続的ケアマネジメントは高齢者が地域での生活を継続していくために、高齢者を支える地域のケアマネジャーへの支援やさまざまな機関とのネットワークづくりに取り組んでいる。また、介護予防ケアマネジメントでは事業対象者、要支援と認定された方および生活機能の低下等により要介護状態となることを予防するため、自立に向けた介護予防ケアプランを作成している。更に、多職種協働による地域包括支援ネットワークの構築を図るために、地域ケア会議(「地域の課題やニーズに係る会議」「困難事例等個別ケースに係る会議」)を開催している。同様に在宅医療・介護の連携では、エリア内の医療機関を訪問して連携を行い、多職種連携会議や地域住民に対し、「在宅ケア」の普及啓発を進めている。 高齢者が住み慣れた地域で生活できるよう、要介護状態にならないための予防対策から、高齢者の状態やその変化に応じた医療や介護等のさまざまなサービスを切れ目なく提供するとともに、地域の高齢者の心身の健康維持、福祉・保健・医療の向上、生活の安定のための支

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