2-支部-施設編
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 平成20(2008)年4月、佐久市の介護施策の一翼を担う公設民営施設として、佐久市特別養護老人ホームシルバーランドきしのは、市の指定管理を受けて開所した。 その後、施設の効率的な運営と入居者・利用者の利便性の向上を図るため、平成30(2018)年度より利用料金制を導入したことから、施設としてもインセンティブをもった運営が可能となり、今日まで安定的な経営を堅持している。 この10年は当施設の創成期として、次の三つの視点から地域に根差した施設運営を目指してきた。 開所以来、「きしの」の原点でもある「入居者にとって最良の終ついの棲すみ家か」であり続けるために嘱託医師のもとご家族の思いを紡ぐ「看み取とり介護」に努めてきた。 また、平成23(2011)年度からは本格的に24時間シートの手法を導入、統一された個別ケアを目標として取り組んできた。その後もひもときシートの活用やタクティールケアの実践、ユマニチュードの技法の取り組みなど、特に認知症の方への理解を深めてきた。 地域に貢献できる交流事業として、地域住民を含め約200人が参加する夏祭りをはじめ、平成29(2017)年度からは認知症予防教室「およりなんしきしの」や看取りについての講演会などを開催してきた。また、コロナ禍で実施には至らなかったが、今後も子どもたちを対象当施設の歩み質の高いサービスを目指して地域に貢献できる施設を目指して〒385-0062佐久市根岸113番地1施設長/篠原秀則 職員数/91 定員/入所120(うち短期20)設置年月日/平成20(2008)年4月1日196 この他、市からの受託事業である「転倒骨折予防事業」、みつい独自の地域活動事業である「いきやしょみつい」等の事業は、済生会ソーシャルインクルージョン計画に位置づけ、地域に対する責務を果たすとともに、信頼と協力を得るための情報発信の取り組みを推進している。佐久市特別養護老人ホームシルバーランドきしの

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