2-支部-施設編
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安心・安全な施設運営を目指して統合と改築、生まれ変わった長野保育園〒380-0803長野市三輪8丁目43番8号施設長/若狭知子 職員数/24 定員/80設置年月日/昭和48(1973)年4月1日長野県197に「きしのの夏休み」と冠し、学習の場、交流の場として施設を開放する世代間交流を進めていく。 令和元(2019)年の台風19号災害などを踏まえて、地元区長・消防団、消防署、警察署等関係機関の協力を得ての防災・防犯訓練だけでなく、令和3(2021)年度は施設周辺地形の状況やピンポイント気象情報の入手方法など、防災マップをもとに「気づき」の机上訓練を行い「万一に備え何をすべきか」、災害の記憶が風化しないよう職員の意識を高めた。 この先10年は、当施設の安定期として、健全経営の堅持はもとより、感染症や自然災害が発生した場合であっても、必要なサービスを安定的・継続的に提供できるよう、危機管理体制の強化を図りながら、「その人らしい生活ができる場」であり続ける努力を重ねていく。 これらの継続的な取り組みは、済生会の中期事業計画にリンクするSDGsと合致するもので、今後もシルバーランドきしのは「人に寄り添い、地域とつながる」という基本理念のもと、職員一丸となって地域に根差した拠点福祉施設として、その役割を果たしていく。長野保育園 済生会長野保育園は、名めい刹さつ「国宝・善光寺」の東側、閑静な住宅街の一画に位置する。 平成23(2011)年度、隣接していた公立保育園との統合に向け、園舎改築工事が着工、統合前から両園で合同保育や合同職員会を開催するなど、園児や保育業務への影響を最小限にとどめる取り組みを進め、翌24(2012)年春に竣工した。 両園の統合によって定員を60人から80人に増やし、新たな環境における保育業務がスタートした。 新園舎の敷地は、統合により以前にも増して園庭が広くなり、鉄骨

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