2-支部-施設編
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当施設の歩み〒515-0312明和町上野435番地施設長/辻井夕美子 職員数/96定員/入所110(うち短期10)設置年月日/平成16(2004)年12月1日三重県209年に短期・長期入所での人工呼吸器使用児の受け入れを開始した。短期入所の利用延べ日数は5年間で4倍になり、医ケアのない成人主体から医ケア児が大半となった。通所でも医ケア児が増えている。地域支援では事務局として平成29(2017)年に三重県南部医療的ケア地域連携会議(みえる輪ネット)を立ち上げ、毎日の安心と災害時の安心をテーマとし、県南部の全6市10町と共に事例を通して地域の課題を共有し、支援者と家族の顔の見える関係づくりを行っている。今後も長期入所を基盤としつつ地域支援に尽力する所存である。介護老人福祉施設明和苑 三重県済生会介護老人福祉施設明和苑は、平成14(2002)年3月に明和病院に隣接する三重県厚生事業団より、特別養護老人ホーム100床の経営移譲を受け、介護老人福祉施設明和苑として運営を行っている。 移譲後は、新築計画に取り組み、平成16(2004)年12月より全室個室100床、短期入所10床、通所介護40人からなるユニットケアを中心とする小規模生活単位型介護老人福祉施設として生まれ変わった。明和苑は、「救療済生」の理念に基づき、入居者一人ひとりを尊重し、その人らしい生き方を支援しながら、生き生きと地域の中で生活できるような福祉サービスを提供している。 平成23(2011)年からこの10年間に当明和苑利用者の平均介護度は3.8から4.5と重度化した。 平成27(2015)年には、介護職員の介護負担軽減、休暇の取得への改善及び利用者の介護ニーズ多様化により、6人の職員増員を行い、入居者の安心安全の生活支援を一層強化した。また移動式個浴2台、各ユニットに装着式リフト個浴を設置し、入居者の安全性と満足感につながり、職員の腰痛対策、介護負担の軽減に資している。

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