2-支部-施設編
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当施設の歩み〒520-3041栗東市出庭697番地1施設長/安井明子 職員数/83 定員/入所118設置年月日/昭和42(1967)年4月1日滋賀県215を行っている。 在宅医療の取り組みとして、令和2(2020)年4月に在宅療養支援病院3の施設基準を取得し、地域の診療所や訪問看護ステーションと連携して、在宅療養患者急変時の入院受け入れや在宅看み取とりを行い、同年9月には在宅療養支援病院2に類上げし、地域で療養する患者さんの後方支援病院としての役割を担っている。 医療サービスの向上のため、透析診療においては午後透析や外来患者の送迎サービスを開始。予防医療は、新館1階に検査機能を集約した健診センターを開設し、企業健診の誘致や過去の受診者への再診啓発などを継続して行っている。新館完成後は別館の解体工事および駐車場整備を予定していたが、滋賀県からの新型コロナ感染症の病床確保要請を受けて延期とし、別館1階に「発熱者外来」を開設、4階に新型コロナ感染症病棟(10床)を整備した。 職員に対しては、移行後における離職防止のため、院内と看護部にワークライフバランス推進委員会を立ち上げ、職員がやりがいをもって働き続けられる職場づくりを推進した。また人員が不足している職種については、給与の見直し等とともに募集の強化を図ることで、職員数は269人から375人に増加し、柔軟な働き方の実現と雇用形態にとらわれない公正な待遇の推進に努めている。 新型コロナ感染症の影響もあり、外来・入院患者数共に増減幅はあるものの、病床再編や経費削減の取り組み等により移行後は黒字経営を維持している。今後も、健全な病院運営とともに、地域の中核病院として当院に期待される役割を果たし、地域医療に貢献していく。特別養護老人ホーム淡海荘 特別養護老人ホーム淡海荘は、地域包括ケアシステムを担う事業として地域包括支援センターをはじめ11事業を運営し、要介護状態に

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