2-支部-施設編
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当院の歩み〒617-0814長岡京市今里南平尾8番地1施設長/吉田憲正 職員数/724 病床数/300設置年月日/昭和4(1929)年7月2日診療科目/内,消内,循内,呼内,腎内,糖内,脳内,血内,小,外,消外,乳外,心外,呼外,整外,形外, 脳外,皮,泌,産婦,眼,耳,精,放,麻,リハ222京都府病院 当院は、人口約15万人の乙訓地域(長岡京市・向日市・大山崎町)の急性期医療を担う基幹病院であり、唯一の公的病院の役割を果たしている。 この10年において最初に特筆すべきことは、第65回済生会学会・平成24(2012)年度済生会総会を、同年10月13日、14日に国立京都国際会館ならびにグランドプリンスホテル京都を会場に開催したことである。第1回済生医学会(昭和23<1948>年)、第16回済生会学会(昭和38<1963>年)以来49年ぶり3回目の開催を担当し、学会長は中嶋俊彰院長(当時、現名誉院長)が務めた。 当院は、平成18(2006)年度から慢性的な赤字が続き、急性期基幹病院としての機能向上と黒字転換に向けて、高度医療機器の更新・施設の大規模改修(平成25<2013>年度)、電子カルテ導入(平成26<2014>年度)などを実施した。しかし、赤字基調は好転せず、平成27(2015)年度には済生会本部から経営指導施設の指定を受け、経営再建に向けて経営改善計画を策定し、プロジェクトを立ち上げ経営改善に向けた取り組みを開始した。 阪急西山天王山駅近くの下海印寺下内田地区で土地区画整理事業が行われることから、平成28(2016)年7月に同地を新病院移転候補地とする案が浮上した。施設の老朽化が進む中、新築移転は最重要課題であり、済生会本部の指導のもと長岡京市や地元関係者と協議を始めた。移転用地購入計画は、経営改善計画を着実に実行することなどを要件に本部承認された。ところが、平成28(2016)年度、平成29(2017)年度は経営改善効果を上げたが、平成30(2018)年度は赤字幅が拡大し、新病院の施設整備計画も本部から示された要件を満たさないことから審議は見送りとなった。 平成31(2019)年4月、中村直登院長が支部長に就任、支部およ

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