2-支部-施設編
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支部の歩み大阪府225大阪府済生会〒542-0012大阪市中央区谷町7丁目4番15号 当支部は明治45(1912)年5月、その1年前に創設された恩賜財団済生会から救療事業の実施を委託されたことに始まる。同年7月より大阪市をはじめ3市に直営の診療所を設置し、巡回診療などを行った。大正3(1914)年、勅令公布により救療事業が施行されるに従い、同5(1916)年に大阪府病院(現・中津病院)が開設された。また昭和6(1931)年、済生会寄付行為の改正により同年7月1日、支部が設置され、募金事業を担当した。 現在、府下に8病院を中心に計40施設・56事業を経営しており、これら多数の施設・事業を有機的に連携させ、保健・医療・福祉サービスを総合的に提供せしめる必要から、七つの医療福祉センターとして統括運営している。 また支部事業として全病院・施設の協働の下、釜ケ崎地域労働者に対する健診事業やハンセン病回復者、刑余者に対する医療支援などを行い、地域住民の保健・医療・福祉の増進に努めている。なお、これら施設・事業発展育成のため平成15(2003)年に事業資金貸付制度を創設し、金融機関からの資金調達等を一元的に管理している。 さらに岡上武支部長(吹田病院名誉院長)の決断により、支部全体の管理体制の明確化と平準化のため令和3(2021)年より電子決裁システムを稼働した。これにより管理部門の権限の単純化と明確化に資することとなり、各ヒエラルキーにおける経営判断の迅速化と経営施策の実施を行うものである。大 阪 府

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