2-支部-施設編
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当院の歩み〒530-0012大阪市北区芝田2丁目10番39号施設長/川嶋成乃亮 職員数/1722 病床数/670設置年月日/大正5(1916)年10月10日診療科目/一般内、総合診療内、消内、糖内分泌内、循内、呼内、膠内、血内、脳内、腎内、老年内、外、消外、乳外、整外、人工関節、心外、呼外、脳外、形外、眼、耳、頭頸外、泌、歯、歯口腔外、産婦、血液浄化療法、小、免疫・アレ、リハ、麻、皮、救急、精、放診、放治療、病診、PET、総合健診、がん診療支援、臨床教育226中津病院 中津病院のこの10年は、川嶋院長が継続して院長を務め、ケアミックス型病院の色合いが濃かった病院が、地域の中核となる急性期病院へと大きくかじを切った10年だった。地域連携の強化や救急医療を中心とした急性期疾患診療体制の強化を行い、一方において、がん診療支援センターの設立などのがん診療体制を充実させた。地域医療の充実のため、地域医療連携センターを拡充し、平成26(2014)年より中津病院は大阪府地域医療支援病院となった。また同年にはIT化を推進するためIT推進室を設置し、電子カルテを導入した。何よりも大きな転機となったのは、平成27(2015)年4月に、778床から748床への病床数のダウンサイジングと合わせて、地域包括ケア病棟2病棟76床を開設したことである。これによりDPC病床の平均在院日数が短縮し診療密度が上がったことにより、平成28(2016)年度からDPCII群病院(特定病院群)となった。またその後もダウンサイジングを引き続き行い、現在は総病床数670床、うち一般病床595床となっている。 また、平成28(2016)年2月には、第68回済生会学会・平成27(2015)年度済生会総会を当院が担当し、グランキューブ大阪並びにリーガロイヤルホテルにて開催した。そして同年10月には、大阪府済生会中津病院創立100周年を迎え、記念冊子を制作するとともに、炭谷理事長をはじめ多くの来賓の方々をお招きし、祝賀会を開催した。 令和2(2020)年初頭から始まった新型コロナウイルスの流行に際し、中津病院は大阪府下で最も早い時期からCOVID-19感染症患者の受け入れを開始し、最大五十数人/日を超える入院患者を受け入れ、現在も中等症・重症一体型病院として、多くの患者の入院診療にあたっている。ただ、コロナ対応に伴う入院患者数の減少、職員数の

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