2-支部-施設編
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当院の歩み〒047-0008小樽市築港10番1号施設長/和田卓郎 職員数/496 病床数/258設置年月日/昭和27(1952)年12月20日診療科目/内、消内、循内、脳神内、外、消外、整外、泌、人工透析内、放、リハ、緩和ケア内、精神、腫瘍精神、小21小樽病院  小樽病院は大正13(1924)年開設の「小樽診療所」を前身とし、昭和27(1952)年、「小樽北生病院」を小樽市梅ケ枝町に開設した。その後、昭和40(1965)年、鉄筋コンクリート造り地上4階建て、一部半地下の耐火建築を行い、増改築を繰り返しながら許可病床数を277床まで拡張した。 平成22(2010)年、建物の老朽化と狭隘化により近代的な医療提供にも限界が生じ、患者の療養環境の低下も生じてきたため、第5代院長・近藤真章は5キロ離れた小樽市築港エリアへ許可床数258床となる移転新築計画を策定した。この計画は将来を見据えた北海道済生会のあるべき姿として、同年に策定された第1期北海道済生会基本構想の第1次事業に位置付けられる。 平成25(2013)年8月新病院がオープンした。新病院になったことで延べ床面積が9,779㎡から1万7,704㎡に拡大し、電子カルテ導入などのデジタル化による業務の効率化が図られた。 翌年、病床機能報告制度が始まり、当院でも地域医療ニーズを鑑み、10月から一部の急性期病棟を地域包括ケア病棟(53床)に転用し運用を開始した。 平成28(2016)年、安心、安全、信頼を得られる質の高い医療サービスが提供できるよう病院機能評価を受審し認定を受けた。 平成29(2017)年4月、現院長となる第6代院長に和田卓郎が就任した。和田院長は組織の見直し、会議の効率化、組織文化の醸成などのソフト面の改革に取り組んだ。 平成30(2018)年9月6日未明、最大震度7の胆振東部地震が発生した。小樽市も震度4を記録し、その直後、日本初となる北海道エリア全域に及ぶ大規模停電が発生した。地震発生から14時間後の17時には電源復旧したものの、物流回復が最大1週間見込めなかっ

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