2-支部-施設編
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当施設の歩み〒530-0012大阪市北区芝田2丁目10番39号施設長/岡田仁志 職員数/67定員/入所108(うち短期8)設置年月日/平成2(1990)年4月1日大阪府231中津特別養護老人ホーム喜久寿苑 当苑は、平成2(1990)年に従来型特養(定員100人)として設立し、併設事業にはショートステイ(定員8人)、デイサービス(定員18人)、訪問介護、梅田東地域総合相談窓口(以下、ブランチという)を運営している。特養は、中津医療福祉センターの複合施設内にあり、3フロアで形成している。デイサービスは同じフロアに位置しているので、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナという)やインフルエンザなどの感染症が発生すると特養に影響する恐れがあるので、最大限の感染予防対策を行っている。 社会貢献事業の取り組みは、大阪府社協が推進している生活困窮者レスキュー事業に参加し、現在では住民に対する不衛生な生活環境にある家の清掃や、生活環境改善のための支援などを行っている。また、約10年前にブランチを設置しており、平成27(2015)年度からは高齢者に対する健康相談や脳活性化プログラムの取り組みも行っている。 経営面においては、苑全体(在宅事業も含む)の収支状況は、長らく続いていた赤字を令和元(2019)年度に念願の黒字へと転換することができた。赤字の要因は高い人件費率であったため、人件費を適正化することでわずかだが黒字にできた。令和2(2020)年度は大きな黒字へと計画を立てていたが、老健施設のライフケア中津(同じ複合施設内)にコロナの大規模クラスターが発生したため、ショートステイの利用者数が大幅に減少し、再び赤字に転落した。また、令和3(2021)年5月には特養の職員にコロナ感染者が発生し、1フロアを閉鎖したことで在宅利用者数が減少したが、特養は利用率が低下することなく続いたので安心した。 令和5(2023)年4月に当苑は、約1km離れた大淀南へ移転し、大淀南医療福祉総合施設(仮称)内にあるユニット型特養へと生まれ変わる。医療・介護・福祉の有機的連携のもと、中津医療福祉センター

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