2-支部-施設編
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234る研修機関を活用し、訪問看護ステーションのレベルアップを今後も図っていきたいと思っている。  介護老人保健施設ライフポート泉南(90床)については、病院の検査設備を随時利用でき、即時の入院も可能で、近年増加している医療ニーズが高い利用者様・ご家族様の安心にも大きく貢献をしている。 病院から自宅へつなぐための中間施設という基本理念を基に、この10年間も①夜間の失禁の減少②転倒・転落の減少③必要な食事内容や食事量が分かる④できる動作の増加⑤家族介護教育の実施⑥ご利用者ごとの健康状態の目安の確認等の在宅復帰支援をメインとして捉えて運営に当たってきている。従前の介護老人保健施設の算定区分は在宅強化型だったが、平成30(2018)年度の改定より、地域の状況や自施設の特徴を踏まえて、超強化型(在宅復帰・在宅療養支援機能加 算Ⅱ)に変更し、在宅復帰率やベッド回転率も考慮した運営に当たっている。 また、令和3(2021)年3月には言語聴覚士(ST)を採用し、栄養士との十分な連携のもとに、嚥えん下げ・咀そ嚼しゃく等の管理面においても総合的なサポート体制を充実させた。センター設立のコンセプトとして「地域の方々が安心して暮らせるまちづくり」を目標に掲げており、それにのっとり介護老人保健施設ライフポート泉南では、短期入所療養介護、ショートステイ・通所リハビリテーション、デイケア(現在定員:15人を17人に増加予定)のサービスも行っており、デイケアにおいては今年度より質・量ともに向上を図り、利用者様より高い評価を得ている。 泉南特別養護老人ホームなでしこりんくう(入所100床、短期入所20床)については、特別養護老人ホームをはじめ小規模多機能型居宅介護や地域包括支援センター等の10事業所を有し、運営を行っている。 特に小規模多機能型居宅介護(定員25 人)は 平成23(2011)年 3 月より開設し、通い・泊まり・ 訪問の三つのサービスが、利用者本人様の必要な時に必要なサービスを提供でき、在宅生活の継続を図ることを目的としている。ご自宅で暮らしながらも24時間365 日対応させていただく在宅での生活を中心としてのサービスである。 また、平成29(2017)年10 月より定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業泉南を開始した。従来の介護サービスは日中に20分~1

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