2-支部-施設編
241/434

当施設の歩み〒564-0013吹田市川園町1番1号施設長/川口真理子 職員数/92定員/特養80、短期20、デイ42(一般30・認知症12)設置年月日/平成9(1997)年4月1日大阪府239る。特養施設は終ついの棲すみ家かとしての役割がある。看み取とりケアにおいては、最期までその人らしく園で過ごしてもらうことを意識し、同センター・病院の専門看護師・認定看護師と連携し、緩和ケアの充実や家族ケアに力を注いでいる。また生活の質を保証していくことを考え、ポリファーマシー(多くの薬剤の併用によっておこる副作用や有害事象)の実践、フレイル予防目的での個別リハビリ強化、経口維持ラウンド、褥じょく瘡そう予防、フットケアなどを充実させ、介護のプロとして毎日の生活をサポートしている。 介護施設は「入居者の暮らしの場」である。その人がもつ病気や加齢に伴う心身の機能低下を抱えながら生きること、暮らしていくためのケアを責任をもって提供し、支援することを今後も推進していきたいと思う。吹田特別養護老人ホーム松風園 平成27(2015)年の介護保険法改正で入所者が原則として要介護3以上になり、利用者の重度化や在園期間の短縮が見られるようになった。介護に加えて、日常的に医療を必要とする入所者が増え、医療的ケア、褥じょく瘡そうや尿路感染症予防、感染症対策など介護職員と看護職員が連携して対応している。EPAでフィリピンから来日した2人を雇用したが、両人とも平成26(2014)年3月介護福祉士国家試験に合格し、今も1人が働いており、入所者から優しいという評価を得ている。また、なでしこプランの開始に伴い、コミュニティーソーシャルワーカーを配置して関係機関と協働して地域の生活困窮者支援ができる体制を整えた。直接支援に加えて吹田市内の関係機関と家電製品や日用品のリユース事業にも取り組み、令和3(2021)年には物品管理をデータ化した。 平成30(2018)年6月18日朝発生した大阪北部地震で吹田市は

元のページ  ../index.html#241

このブックを見る