2-支部-施設編
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当施設の歩み240震度5強の揺れに見舞われ、夕方までエレベーターが停止し、当日デイサービスの営業を休止した。また、新型コロナウイルス感染症に関しては、感染拡大防止策の一環で、外出・面会や園内行事に制約が続いている。さらに入所者が参加できる自治会等の行事が中止され、地域との交流の機会が途絶えている。令和2(2020)年12月以降、複数回利用者や職員の感染判明があり対応してきたが、令和3(2021)年4月から5月にかけて計5人(うち職員2人)の感染が判明してクラスターと認定され、デイサービス・短期入所を停止すると共に感染拡大防止に努め、5月21日に収束した。 松風園は令和2(2020)年9月末時点で29.5%(市全体は23.8%)と吹田市内で最も高齢化率が高いJR以南地区にあり、それを踏まえた役割を意識する必要がある。令和4(2022)年に開所25周年を迎えるが、機器・設備というハード面の更新が続いている。加えて次の四半世紀に向けて、多様化するニーズやIT化に対応できる組織作りや事業のありかたの検討を始めたところである。吹田訪問看護ステーション複合型サービス福祉事業看護小規模多機能型居宅介護事業なでしこ吹田〒564-0073吹田市山手町1丁目1番1号吹田特別養護老人ホーム高寿園1階施設長/島俊英(両施設)職員数/14(訪問看護)、10(なでしこ)設置年月日/平成12(2000)年4月1日(訪問看護)、令和2(2020)年2月1日(なでしこ) 当ステーションは平成25(2013)年3月1日に規模拡大を目指し、吹田市昭和町から特別養護老人ホーム高寿園1階に移転した。ここで住民サービスとして「暮らしの相談室」や吹田病院看護師との退院支援における連携強化のための研修・実習を行った。またターミナル期の利用者の社会参加と家族のレスパイトを目的として、高寿園のショートステイと連携して支援を行ったが、医療ニーズの高い利用者の増加に伴い、更なる支援の場が必要となり、令和2(2020)年2月1日「看護小規模多機能型居宅介護事業なでしこ吹田」を開設した。今後医療と介護の専門家の目が行き届く環境の下、慣れ親しんだ地域で

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