2-支部-施設編
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当院の歩み〒536-0001大阪市城東区古市1丁目3番25号施設長/三嶋理晃 職員数/962 病床数/400設置年月日/昭和26 (1951)年10月6日 診療科目/総内、血内、糖内、脳内、呼内、消内、循内、腎内、精神、消外、心外、呼外、脳外、肛外、 整形、乳腺、形成、皮膚、泌尿、産、婦人、小児、耳鼻、眼、麻酔、救急、放診、放治、病理、 臨検、リハ大阪府243 厳しい財政状況であるが、地域で信頼される病院としてこれからも「心のこもった医療」を真しん摯しに行っていく方針である。野江病院 当院開院60周年、済生会100周年を迎える記念すべき年の平成23(2011)年5月、病院の狭隘化の改善と診療機能の近代化、更なる地域医療への貢献を目指して新築移転を行った。新築によりリニアックなど多くの最新医療機器を導入し、手術室、内視鏡センター、ICU/CCU、化学療法室等を拡充した。移転後、第6代病院長の堂前尚親は、地域密着病院の役割を果たすため、地域医師会の会長など130を超える先生方への訪問を精力的に行い、地域の声に直接耳を傾けて関係強化に努めた結果、平成25(2013) 年11 月に「地域医療支援病院」 の指定を受けた。平成24(2012)年 9 月には、人口流入の激しいこの地域の現役世代への医療提供の確保と、祝日により影響を受ける新入院や手術の減少を防止するため、月曜日から金曜日の祝日は通常診療を行う「祝日開院」を開始した。これにより、全世代への急性期医療提供体制を整えると同時に、新入院や手術を計画的かつ効率的に行える体制となった。 また、移転後は「断らない救急」を推し進め100床当たりの救急車受け入れ件数は、大阪府下で5本の指に入っている。これらによって年々重症化する患者の対応のため、関連大学の京都大学および関西医科大学から病理医と放射線治療医の常勤医の招しょう聘へい、皮膚科や耳鼻咽いん喉こう科等の入院診療の再開、救急集中治療科や乳腺外科の新設、各診療科の医師増員などを行い、診療機能が大きく飛躍した。平成26(2014)年4月には、市内の済生会病院から病床の譲渡を受け、ICU2床、SCU2床の増床を含む計18床を増床した400床稼働とし、更に多くの重症度の高い患者の受け入れ体制を整えた。

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