2-支部-施設編
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当院の歩み〒584-0082富田林市向陽台1丁目3番36号施設長/宮崎俊一 職員数/727 病床数/260設置年月日/昭和52(1977)年10月11日診療科目/内、循内、消内、腎内、外、整外、小、眼、泌、皮、形外、耳、産婦、脳外、放、リハ、麻、病診254富田林病院 昭和52(1977)年に開院した富田林病院は40年以上、大阪府南河内医療圏の地域医療を守ってきた。平成7(1995)年からは第4代病院長原弘道が17年間のその責を全うし、平成24(2012)年1月に第5代病院長として星合昊が就任。平成18(2006)年から続く医師不足の影響により、休止していた産婦人科の分ぶん娩べん受け入れを再開し、公的医療機関として地域の医療ニーズに応え高い評価を得ることとなった。 しかし、産婦人科医師の確保も厳しく、助産師を中心とする「院内助産システム」での分娩再開であったため、受け入れ件数の限界などから経営収支の好転にはつながらず、内科系医師不足の状況についても平成24(2012)年以降継続していた。このような状況下でも、当院は「保健・医療・福祉」の観点から、急性期から在宅まで支援できる体制構築を進め、平成26(2014)年には1病棟を急性期から地域包括ケア病棟への転換を行うとともに、平成27(2015)年に隣接する特別養護老人ホーム富美ヶ丘荘と既存の訪問看護ステーションとの更なる連携を図るため、富田林医療福祉センターを設置し医療と介護のシームレス化を実践。同時に災害対応にも取り組み、大阪DMATを院内に発足。体制整備と職員教育を現在も継続して行っている。並行して、医師不足解消に向けても協議を進め、富田林市と近畿大学医学部、済生会とで「医療機能連携協定」が平成28(2016)年3月に締結される運びとなった。 この協定を受け平成28(2016)年4月には、第6代病院長として現院長である宮崎俊一が就任。懸案であった循環器内科医師3人も同時に着任し、宮崎病院長の強いリーダーシップのもと経営再建のスタートを切った。医療提供において地域からの信頼を取り戻すべく「医療の質向上と断らない医療」のスローガンを掲げ取り組んだ結果、

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