2-支部-施設編
258/434

当施設の歩み〒584-0082富田林市向陽台1丁目3番22号施設長/茨木淳子 職員数/90 定員/入所108(うち短期8)設置年月日/昭和56(1981)年2月1日256宅介護支援事業所と密接な連携をとりながら利用者のニーズに応えてきた。平成23(2011)年には9人のスタッフと訪問車両8台で、スタッフには理学療法士も加わり看護領域のみでなく個々の利用者の運動機能の維持・改善の専門的な訪問指導も行えるようになった。地域ニーズの高まりから訪問回数においても同年の550回/月から、令和2(2020)年には1200回/月となり、緊急対応も50回/月を超えている。現在は12台の車両とスタッフ13人で、さらに高齢化が進み高まる医療・介護ニーズに応えるべく、看護師や理学療法士、作業療法士の在宅訪問サービス提供に努めている。富田林特別養護老人ホーム富美ヶ丘荘 昭和56(1981)年に大阪府立として開設された当荘は、大阪府済生会が管理運営を行ってきたこともあり、平成14(2002)年に府から済生会に委譲されることとなった。定員が102人(うち短期2人)の施設として、開所以来地域の介護分野で実績を果たしてきた。平成23(2011)年には、開所から30年が経過した施設の老朽化が著しいことから、将来の介護サービス事業の発展を目指し、建て替えの計画が進められた。平成25(2013)年に現地建て替えに着工。平成26(2014)年に一期工事を終了し、平成27(2015)年にすべての建て替え事業が完了した。 新たな施設は、定員108人(うち短期8人)に加え、デイサービス事業の可能なスぺースも確保。居住スペースは全室個室のユニット型を採用し、利用者個々の尊厳ある日常生活を提供している。また介護施設として大空間の地域交流スペースも確保し、喫茶などのボランティア活動や地域住民の方を対象とした「認知症カフェ」や、夏祭りである「夕涼み会」等のさまざまなイベントを開催し、入居者の交流のみならず地域住民の交流拠点としての役割も果たしている。

元のページ  ../index.html#258

このブックを見る