2-支部-施設編
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当施設の歩み〒542-0012大阪市中央区谷町7丁目4番15号大阪府社会福祉会館内職員数/4設置年月日/平成16(2004)年4月1日262 初めの頃は利用者に提供する本来業務であるクリーニング作業も少なく、地域清掃などをして時間をつぶすこともあった。しかし今では日々残業が必要なほど作業量も増え、事業所本来の役割を果たせていることと思う。これからも済生会の一員として、障がい者が「働く」を実感でき、そして経済的自立が図れ、社会参加できるよう利用者、職員共にまい進していきたいと思う。ハンセン病回復者支援センター 平成16(2004)年度に当支部がハンセン病回復者の医療支援に取り組み始め、本会病院のMSWを窓口として不安なく医療を受けられるよう支援している。平成13(2001)年5月の「らい予防法」違憲国家賠償請求訴訟判決を機に、大阪府はハンセン病隔離政策への加担について検証し、当センターを開設。平成25(2013)年度から大阪府より受託し、ハンセン病療養所入所者の社会復帰、大阪府出身者の里帰り、相談支援や啓発を実施。大阪市からはボランティア養成講座を受託している。地域で暮らす方は高齢化で医療と介護の必要性が高まっているため「ハンセン病回復者と家族の相談支援者向け一問一答」を発行して、本会以外の病院や介護施設等にも広める取り組みをしている。

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