2-支部-施設編
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当施設の歩み奈良県277 当施設は平成6(1994)年4月1日に開設された。開設当初は入所定員100人、通所定員20人であったが、平成22(2010)年に通所定員を35人に増やした。令和3(2021)年5月現在、1日平均利用者数は84人、通所の1日平均利用者数は25人である。 当施設では平成26(2014)年1月に在宅復帰・在宅療養支援機能加算を算定し、平成30(2018)年の介護報酬改定で在宅復帰・在宅療養支援機能に対する評価で、改正当初は加算型を算定していた。その後、在宅復帰率30%超を維持しリハビリスタッフを増員し、同年12月に在宅強化型の介護報酬を算定し、以降継続して算定している。 平成24(2012)年に利用者の生活機能向上及び職員の労働環境改善を図るためにエレベーターの1基増設及びリフト付き個別浴室を増築した。また令和2(2020)年11月に院内PHSと連動するナースコール設備一式を更新し、令和3(2021)年2月からは離床センサーがついた介護用低床電動ベッドに順次整備している。 平成22(2010)年12月にインドネシアからEPA介護福祉士候補者を2人受け入れ、平成26(2014)年3月に2人とも無事に合格した。現在も1人引き続き勤務し活躍しており、さらに令和3(2021)年11月には介護福祉士(インドネシア・EPA)を1人採用した。 平成22(2010)年に利用者と家族の絆を深め、利用者の家族間の情報交換を目的とした「まほろば家族会」を設立し、家族への介護教室を開催していたが、平成30(2018)年の介護報酬改定を受けて、地域貢献活動の一環として介護教室を地域住民にも開放した。また令和3(2021)年3月には利用が伸び悩んでいた訪問介護事業所「ホームヘルパーステーション済生」を閉鎖したが、居宅でのリハビリを継続して受けられるよう同年9月に訪問リハビリテーション事業を開始した。 居宅介護支援事業所なでしこは、平成6(1994)年4月にシルバーケアまほろばと同時に開設された。開設当初は「在宅介護支援センターなでしこ」と称したが、平成22(2010)年4月に「居宅介護支援事業所なでしこ」に名称変更した。以後、居宅の要介護高齢者のケアプラン作成と家族への指導に努め、平成25(2013)年から奈良県介護支援専門員更新研修の演習協力者として職員を派遣、現在は研修会等

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