2-支部-施設編
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地域中核病院新築基金創設国内初の院内感染284 現状は有田保健医療圏での医療福祉センター各部門の健全な協調的運営を目標としている。将来的には更なる地域貢献のため、済生会の社会福祉精神に基づく小児や高齢者のための新しい福祉事業の展開、国際的な福祉協力等を含めた有田保健医療圏外への事業展開も行うべきだと考えている。有田病院〒643-0007湯浅町吉川52番地6施設長/瀧藤克也 職員数/296  病床数/184設置年月日/昭和22(1947)年7月1日診療科目/内、循、消、外、整外、脳外、心外、眼、耳、皮、泌、リハ、放 当病院は、平成元(1989)年移転新築後、150床から現在は急性期病床104床、回復期リハビリテーション病床40床、地域包括ケア病床40床の184床となっている。平成25(2013)年に外来診療棟整備工事を行い、内科・循環器科・外科・消化器科・整形外科・リハビリ科・眼科・耳鼻咽喉科・放射線科からこの10年で、皮膚科・泌尿器科・心臓血管外科・脳神経外科の4診療科を新たに開設した。平成28(2016)年有田医療福祉センター発足と同時に、既存の人工関節センターに加え、消化器病センター・リハビリテーションセンターも開設した。また、医療器械設備の整備や熱源設備の更新、電子カルテの導入を行い、地域中核病院としての地位確立を図った。 平成25(2013)年9月、伊藤院長(現総長)より全職員に「済生会有田病院新築積み立て基金」設立の文章を配布する。令和11(2029)年に新築建て替えの時期を迎え土地代・建築費等を100億円と推定し、その1割(10億円)の頭金を用意する必要があり、国や自治体からの援助は期待できないので自分たちの力でと宣言された。平成26(2014)年2月、和歌山県済生会支部理事会の承認を経て公認事業として開始。令和3(2021)年3月末積み立て基金残高は15億円となっており、目標額はすでに達成し順調に推移している。 平成29(2017)年11月、済生会有田医療福祉センター発足・有田病院創立70周年記念式典及び記念祝賀会を和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で盛大に催した。 令和2(2020)年2月13日、国内最初の新型コロナウイルス

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