2-支部-施設編
289/434

沿革ケアミックス体制 〒643-0004湯浅町湯浅2600番地3施設長/浦﨑弘之 職員数/45 定員/入所90、短期4設置年月日/昭和53(1978)年2月1日和歌山県287特別養護老人ホーム潮光園 特別養護老人ホーム「潮光園」は、所在地の湯浅町周辺の1市3町(有田市、湯浅町、広川町、有田川町)により構成される有田周辺広域圏事務組合により、昭和53(1978)年に開園し、古い歴史の中で、地域社会に質の高い福祉と介護を提供してきた。築後40年以上が経過し、施設の老朽化も進んだことから、近接地に新築移転する運びとなり、これに伴い指定管理制度を導入し、公設民営方式で運営されることとなった。この計画に和歌山県済生会として応募し、令和3(2021)年4月から、和歌山県済生会が、管理運営を受託することとなった。    主体となる済生会有田病院を核とした有田医療福祉センターは老健施設、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所を持ち、そこに特別養護老人ホームが加われば、入院・入所者・在宅の状況に応じた総合的サービスを迅速に提供できるケアミックス体制が完成する。従前から済生会有田病院と潮光園(事務組合直営)は、長きにわたり週4人の医師派遣を行うとともに、潮光園からも多くの入院患者を受け入れてきた。さらに出張予防接種、出張衛生教育指導などを行い、密接な協力関係を築いてきた。今回の指定管理受託により、本病院から約1,600m離れていた場所から約600mの近接地に新築移転されることは、入所者の急な容体変化に即座に対応でき、かつ職員間の顔の見えるコミュニケーションにも大いに役立つと思われる。新築移転が諸般の事情で令和4(2022)年冬期に延期され、旧施設でのスタートとなったが、現在、定員は入所90人、ショートステイ4人の計94人(2人部屋が3室、4人部屋が22室)である。新施設は、定員はそのままであるが、ユニットケアとして個室40室、ショートステイを含む一般入所として4人部屋が13室、2人部屋1室の配置を予定しており、多様化するニーズによりきめ細かく対応していくこととしている。

元のページ  ../index.html#289

このブックを見る