2-支部-施設編
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支部の歩み290鳥取県済生会〒684-8555境港市米川町44番地境港総合病院内 法人組織体制等の見直しに伴い、当支部においても平成26(2014)年度からは「理事会」と「評議員会」を統合した「支部理事会」が組織運営を行うとともに、「支部長」職を創設し、人事権を含む支部業務全般に当たっている。 初代支部長には稲賀潔境港総合病院長が就任したが、翌年度には病院長を辞して専任となり、現在に至っている。 急速に進む高齢化社会に対応するため、さまざまな福祉事業を一体的に展開する地域ケアセンターにおいては、境港市から運営を委託されていた地域包括支援センターが平成28(2016)年度からは市の直営一本化に方針転換されたことから、当支部職員を市に出向させるなど、境港市の地域包括ケア体制の一翼を担う法人として新たな形での役割を担うこととなった。 また、令和元(2019)年9月1日には、介護療養型老人保健施設サテライトはまかぜを廃止して「住まい」の機能をもつ介護医療院なでしこ境港を開設したが、これは全国の済生会に先駆けた取り組みとなった。 同年9月26日には、厚生労働省が公表した再編統合を求める424の病院に境港総合病院が含まれていたことから、当支部職員をはじめ地域住民に大きな衝撃が走ったが、コロナ禍においては、鳥取県の感染症指定医療機関として陽性患者の受け入れやPCR検査を積極的に行うとともに、ワクチンの集団接種事業に取り組むなど地域のみならず県内においても、かけがえのない医療機関としてその存在感を示している。 常に社会情勢を見極めながら情報収集に努め、医療・介護・保健・福祉におけるトータルケアサービスを展開し、地域住民の期待に応えている。5中四国ブロック鳥 取 県

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