2-支部-施設編
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当院の歩み〒024-8506北上市九年橋3丁目15番33号施設長/一戸貞文 職員数/392 病床数/224創設年月日/昭和11(1936)年4月1日診療科目/内、脳内、呼内、消内、循内、リウ、小、外、血管外、整外、脳外、心外、泌、産婦、眼、耳、麻、リハ、救急、放、皮28北上済生会病院 平成23(2011)年10月1日、地域に密着した病院づくりと、より良い医療の提供をめざすため、「地域医療福祉連携室」を設置した。また、同年12月にはオーダリングシステム、翌年1月にはPACSシステムを導入し、ICT化へ向け一歩前進した。 平成25(2013)年には、岩手県の耐震改修促進計画に従い耐震診断を実施したが、一部施設の強度に難があるとの指摘を受け、補強工事並びに改善計画書の提出を求められた。東日本大震災では幸いにも病院の施設・設備に大きな被害がなかったものの、管理・診療棟は築40年を経過しており、老朽化・狭隘化が顕著であった。耐震診断の結果を受け、応急的な補強工事を実施するとともに、当院が抱える諸課題への対応、地域医療の更なる充実及び地域医療構想の実現に向けた取り組みに積極的に対処するため、新病院建設計画をスタートさせた。 平成26(2014)年4月には循環器内科が再開。平成28(2016)年2月には北上市の委託事業として、在宅医療介護連携支援センターが設置された。同年10月には消化器内科が再開され、幅広い医療を提供できる体制を構築するとともに、医療介護の連携拠点として新たな歩みを進めた。 そして、平成30(2018)年10月、6年の歳月をかけた新病院計画に基づき、新病院の建設工事に着手した。 令和2(2020)年4月には新たに血管外科を開設。さらに医療提供体制を拡充するとともに、同年8月には新病院の建設工事が完了し、同年11月に開院を迎えた。コロナ禍ということもあり、祝賀会などの式典は行わず、規模を縮小しての地域のみなさまへの内覧会にとどめたが、たくさんの喜びの声をいただき、当院に寄せられる期待と果たすべき役割について再認識した。 新病院移転時には、行政をはじめ消防や警察など多くの関係機関の

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