2-支部-施設編
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当施設の歩み〒700-0927岡山市北区西古松2丁目8番35号施設長/衣笠 和孜 職員数/108定員/50設置年月日/平成6(1994)年2月1日診療科目/脳外、精、麻、外、リハ岡山県307ある。新施設では一日80人の人間ドックを行っており、将来は100人へ増強していく予定である。岡山済生会奉還町診療所は閉院となり、その敷地の一部は駐車場として整備された。院外活動として地域の集団健診、事業所健診、済生丸健診、学校健診などは継続して行っている。岡山療護センター(独立行政法人 自動車事故対策機構) 岡山療護センターは、交通事故による脳損傷で重度の後遺障害者を対象に社会復帰を目指して治療と看護を行う病院で、平成6(1994)年2月に自動車事故対策センター(現在は独立行政法人自動車事故対策機構)から支部岡山県済生会が運営委託を受けた。 交通事故に関する統計によれば、発生件数や負傷者数、死亡者数は、年々大きく減少しているが、重度後遺障害者数は、統計を取り始めた平成10(1998)年からやや減少傾向は認められるものの、ほとんど横ばいで推移しており、令和元(2019)年度で1,655人となっている。その状況の中で10年前には4施設の療護センターと2施設の委託病床による262床であったが、その後委託病床を5施設43床増やした。これは療護センターのニーズがまだまだ高いことと、設置施設の地域的な遍在を考慮したためである。 入院患者は、開設から令和2(2020)年度で24の都府県から462人、東は東京都から西は沖縄県まで幅広く受け入れている。ここ10年の傾向としては、広島県以外の中国地方や四国地方は減少し、兵庫県、大阪府、京都府など近畿地方の増加が著しい。 また、患者さんの退院先として在宅(在宅調整目的の病院への転院を含む)への復帰率は45%となり、他療護施設に比べて高い。 平成21(2009)年度からの医療機器の整備状況は、MRI装置、CT装置、X線骨密度測定装置、一般X線FDP装置、生化学自動分析装置、多項目自動血球分析装置、免疫発光測定装置、各種生理学的

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