2-支部-施設編
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当施設の歩み〒700-8511岡山市北区国体町2番25号 岡山済生会総合病院内施設長/浅野嘉彦 職員数/3設置年月日/昭和37(1962)年10月1日310校と改称し、翌年11月に校舎を市内伊福町2丁目に移転した。 校舎の建物や設備が老朽化したため、平成28(2016)年4月に現在地に新築移転し教育環境の充実を図るとともに、看護師に対する将来の需要増を見据え入学定員を50人から80人に増員して、済生の心と看護に必要な基礎的能力を身につけ、地域医療に貢献する看護師の養成に努めている。当校は岡山駅に近く便利、授業料が安い、充実した実習施設、高い国家試験合格率というような特色があるが、より学生に魅力のある学校となるよう取り組んでいる。瀬戸内海巡回診療事業推進事務所 済生丸三世号の老朽化を受けて、島民の意識調査や建造費の基金積み立てなど、新船建造計画が進められていた。しかし、平成22(2010)年の「済生丸のあり方に関する検討会」で済生丸の意義について議論された結果、第四次基本問題委員会報告で済生丸事業の意義は相対的に低下してきたとされ、今後、事業を継続するとしても地元の実績に精通した4県支部で判断することになり、建造についても一旦検討を中断した。 平成23(2011) 年4月から、済生丸事業の運営は従来の本部事業から4県支部共同事業として開始した。一方、関係4県の地域医療再生計画で建造費等の支援が得られることとなったことから、同年8月の瀬戸内海巡回診療運営委員会において新造船を決議した。平成24(2012)年に、4県からの補助金2億7,000万円、事業積立金3億9,000万円を財源に、船舶、医療機器等6億6,000万円で予算計上した。平成25(2013)年4月に起工、8月に進水、12月に竣工、翌年1月15日に4代目済生丸(通称「済生丸100」)が就航した。 令和2(2020)年からの新型コロナ感染症の影響を受けて、緊急事態宣言による市町村健診中止が相次ぎ、受診延べ人員は令和元(2019)

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