2-支部-施設編
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支部の歩み広島県325広島県済生会〒731-4311坂町北新地2丁目3番10号広島病院内 広島県済生会は昭和4(1929)年11月、当時の県知事を初代会長として設置された。その後の経緯は100年史に詳しいので割愛する。創立100周年を迎えた平成23(2011)年5月30日以降の特記すべき事項は、①支部組織改編(平成25<2013>年)、②特別養護老人ホームたかね荘こやうら開設(平成27<2015>年8月)、③西日本豪雨災害(平成30<2018>年7月)、④コロナパンデミックである。 支部組織改編による最も大きな変化は会長・副会長が名誉職になったことである。支部組織改編後も湯崎英彦広島県知事には会長にとどまっていただいた。「名誉職といえども経営に責任はある」との会長のお考えから、経営についての指示・指導をいただいている。 平成27(2015)年8月には定員29人の「地域密着型介護老人福祉施設」である「特別養護老人ホームたかね荘こやうら」を開設した。既設の特別養護老人ホームたかね荘に併設した運営を行っている。建物は、折からの東京オリンピックの建設ラッシュによる資材の高騰により、建設費が予定の1.5倍に達し、その後の経営の負担となっている。 平成30(2018)年7月7日未明に発生した西日本豪雨災害で、支部施設の建物被害はなかったものの、多くの職員や家族が被災した。多くの出勤できない職員のいる中で、日々業務の確認を行いながら通常業務に加えて被災者支援を行った。被災直後の7月26日には、秋篠宮殿下が病院・施設・被災地のお見舞いとご視察に訪問された。励ましのお言葉に被災した職員や住民の感激はひとしおであった。その後、西日本豪雨の被災者支援を目的として坂町が設置した「坂町地域支え合いセンター」の業務を受託して被災者の支援に当たっている。 コロナパンデミックでは、病院・施設の集中する広島地区では病院・施設が一体となり、毎週コロナ対策会議をもって対応に当たっている。広 島 県

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