2-支部-施設編
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岩手県31本格化した岩手医大でのドクターヘリの運用開始、三陸沿岸道の開通、盛岡までの道路の改修やトンネル開通による交通事情の改善により、当院での急性期医療の役割も徐々に減少、入院患者数の減少による使用ベッド数の削減等、当院に期待される医療需要も急性期医療から慢性疾患のコントロールや高齢者の介護へとシフトしてきている。 経営状態も徐々に赤字体質となったが、平成20(2008)年度に成立した公的病院に対する特別交付税補助金制度の利用が可能となり、病院経営に大きく寄与している状況となっている。 このような状況の中で、平成23(2011)年3月に発生した東日本大震災、平成28(2016)年8月の台風10号による豪雨災害など、当地域に甚大な被害がもたらされ、医療の面から多くの被災者支援のニーズが生じた。 2度の大災害は内容が大きく異なったが、その都度職員一丸となって対応できたものと考える。 また、令和2(2020)年より始まった新型コロナウイルスまん延禍における感染予防対策に際し、発熱外来設置による早期診断手順の確立、町のワクチン接種計画に積極的に協力し、県内でもいち早く接種計画が進しんちょく捗している。岩泉病院付属有芸診療所 〒027-0505岩泉町上有芸字猿ケ渕5番地4施設長/柴野良博  職員数/3設置年月日/昭和34(1959)年6月診療科目/一般科岩泉町安家診療所 〒027-0611岩泉町安家字日蔭66番地施設長/柴野良博 職員数/4設置年月日/昭和27(1952)年4月診療科目/一般科岩泉町大川診療所〒028-2232岩泉町大川字下町65番地1施設長/柴野良博 職員数/3設置年月日/平成2(1990)年4月診療科目/一般科

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